電脳戦機バーチャロン -OMG-
SEGAが世に送り出した３Ｄアクションゲームの傑作。
お店で探す時はシューティングなのかアクションなのかいつも迷う。
それぐらい様々な要素が絶妙のバランスで成り立っている。
まぁ１作目は間違いなくすんばらしい「対戦ゲー」。みんな対戦しようぜ！
とか
シリーズ別特徴
さすがに10年以上も昔の「レトロゲー」に分類されるぐらいなので様々なプラットフォームに移植されている。
ただし、これが一つの不遇な要因の一つでもある。
（このプラットフォーム毎のバージョン違いというか格差を「M.S.B.S.Ver **」だのとごまかし正当化ているがｗ）
加えて、一番の特徴である入力デバイス「ツインスティック」の存在。
SS版、PC版、DC版とコントローラーは販売されたものの、
例え所持していてもヘタリやメンテ等により相当苦労する。
上記２つの最大の要因から、OMGはかなり水物と言える。
組み合わせは一生楽しめる程に。
今日のOMGは明日のOMGとは別物。
アーケード版
ゲーセンでは最近はもうめっきり見られなくなった。
DX筐体とVS筐体があり、DX筐体は対戦者の顔と鼻息が感じられる緊張感が溜まらないものの、
VS筐体の方が汎用性が高い為に現存するのは殆どVS筐体。
観戦する立場としてはDX筐体の方がメリットが高い気がする。
（ギャラリースペース考えるなら壁DXが並び易いし小声で話せる気が。プレイヤーだけ爆音で）
関東ならば、新宿の「西スポ」が有名で比較的毎月大会が行われている。
たまにデパートとか屋上遊技場で見るとスティックがスゴイことになってる。
ツインスティックには、
- 四角ボタンタイプ
- オラタンタイプ
- パイナップル（手榴弾）タイプ
- 円柱タイプ
等がある。
屋上遊技(プライズ)機でスティックだけオラタンのだと泣けてるｗｗ
上手い人ほどデバイスにはこだわらない。
つまり、デバイスや環境に言い訳しない人が強くなるとチャロンで学んだ。
（自分はダメでした）
対戦システムとしては、プレイ開始時には「乱入対戦」と「一人プレイ」が選択可能ではあるが、
一人プレイ中は対戦拒否が出来ない為、これも不遇の要因の１つ。
強制対戦方式の不明示等の問題もあり、初心者や一見さんへの高い敷居になってしまっている。
また、他の対戦ゲームでは技表等詳しい説明があるが、キャンセル等の実質隠し技が実は最も重要である為に、
習うより慣れろが一層厳しさを増してしまっている。（現存する筐体はCPU難易度高めなのも）
以下、アーケード版を元に違いを表記。
SS（セガサターン）版
家庭用ゲーム機セガサターンのキラータイトルとして発売。
（この頃は紛れも無く「キラータイトル」のインパクトを保持していたチャロンシリーズorz）
同時にSS専用ツインスティックも発売。
(当時のブルジョアは親になんて言って買ってもらったんだろ。)
テムジンがデカデカと箱にあったように完全に「バーチャロン専用」コントローラー。
後になって他の対応ソフトも少数だが出る。
特徴としては、
・一画面分割対戦のみが可能
・ダッシュが長い（気がする）
・追尾補正が強い（気がする）
・当たり判定がデカイ（気がする）
グラフィックも今見ると荒いのでそう見えるだけかもしれない。
コンシューマー移植、初心者の入門用としては十分価値はあるが
ツインスティックを用意（対戦ならx2！！）してまでやる初心者は・・・。
まがりなりにも標準で環境を用意できる数少ない手段。
今から始めてみたい方におススメ。（中古で一式そろえても1000円札1枚で納まる）
*セガネット版
電話回線を介してのセガネット通信対戦専用版。
「ぷよぷよ」や「ボンバーマン」等も発売されたが、
単体では遊べないうえに、モデム等環境を揃えても追加投資が尋常ではなかった為に
いさぎよいほどに忘れ去られる。（格安ゲーセンでプレイした方が安かった）
特徴
・電話回線で遠くの離れた人と対戦が可能になった。
[詳しく知ってる人の情報求む]
Q.ノーマルSS版との違いは？
Q.ラグとか実際の対戦状況等
PC(Windows)版
パソコンのWindows上で動作する。
動作確認はWindows95/98/Me/2000/XPで取れている。
細かい不具合は多発するのはパソコンという環境では仕方がない。
それでも未だに、しかもアーケードと遜色なくタダ（追加投資ゼロ）で対戦できるというのは
PS2版が出るまでは文句無しに「最強」の移植作でした。
NECのPC-98パソコン（バリュースターとか）に付属していた「バンドル版」、
PowerVR対応の「PowerVR版」（こちらもバンドル版あり）、
後日、メディアカイトから再販された「廉価版」があり、
中身としては、
Windows（DirectX）用＝メディアカイト版
つまり、PowerVR版以外はアップデートすれば製品版と全く同じ。
（PowerVR版の方がレアなので騙されるとかは無いと思うが。つか持ってたら譲ってｗ）
ちなみにPowerVR版の方がグラフィックが滑らからしいが、
そもそも満足行くスペックのパソコンにPowerVRが対応しにくい。
※PowerVR2等では動かないらしい。
体験版とアップデートはこちら http://sega.jp/pc/von/![[外部リンク]](image/external_link.gif)
体験版でも通信対戦が可能なのでお気軽に是非味わってください！！
（なぜか体験版では文字化けしないしね）
こちらもPC版ツインスティックが発売される。
中身はSS版とほぼ同じで、接続はゲームポート(D-sub15pin)。
２つのジョイスティックとして認識される。
ドライバの問題で例え所持していても容易にはツインスティック環境は整わない事も覚悟すべし。（そもそも物凄いレアだが)
特徴
・インターネットを介した対戦が可能。（半永久的に）
ADSL以上の通信速度、60fpsならスペック的にはP��1G以上。
・現行のパソコン上で動く。
以下デメリットというか知っておいた方がいいこと。
・ホスト・ゲスト現象がある。
処理の都合上、完全同時に切りあった場合必ず2Pが負ける
通信対戦の場合はモーションの遅延等で酷くなる。
ラグにより、その補完処理の為か立った状態で何もしていなくてもステージ上を長い距離滑る。（スケート現象）
ありえない追尾、見えない弾、ジャンキャンによる当たり判定の地上移動。
これと類似した問題で、ゲーム上は重なってはならない自機の軸と、相手の軸の一致による合体バグ、オブジェクト等に引っかかるor埋め込まれる等の不具合も多い。
・全体的にしゃがみ攻撃の追尾、上下当たり判定がデカイ。
バイパー�供▲侫Дづ�にはテムのしゃがみライフルが当たる距離が長い等。
・独特の特殊操作が可能（容易？）
パッドの場合、マシンガンや漕ぎが楽。
旋回マシンガン、バックサイドワインダー等が出せる。
・標準状態でのパッド操作は「シンプル設定」のみ。
十字（もしくは相当）キーが時期移動、他のボタンがアクション（ジャンプ/ガード/旋回等）であり、独立したスティックのような（左、右ステックとして）の擬似的なツイン操作は不可。
（別途キー入力ソフトを用意すれば何も問題は無い）
キーボードなら擬似ツイン（リアル設定）は問題なくできます。
初期版はMSサイドワインダーパッドでなくてもシンプル設定が可能。
・インストールしただけではダメ。
弄る部分が多すぎる。60fpsを出すにはini改造など
・全画面でのプレイになる。
セガリンク版
現在はセガリンク自体が消滅。
専用ソフトをダウンロードしてプレイする方式。
ほとんどPC版と同じ（だったらしい）
PC版を買えば実際はタダなのに一日\240とか首をかしげる金額設定だった。
そのPC版自体が入手困難な状況なのと、対戦部屋等ユーザーの交流の場が公式に近い形で提供されるのは非常に嬉しく期待していただけに、復活を望む。
基本はPC版と同じだが、公式で対応OSが増えている、パッドが標準で使用可能、標準で60fpsが出る、各種バグ等の改善がなされていた。
PlayStation2版
セガエイジスvol.31として発売。現在最も手軽に入手が可能。
公式にはネット対戦がサポートしておらず、Xlinkというソフト上にてインターネットを介した対戦プレイが可能。
（なぜ正式に対応しなかったのか非常に残念だった）
ただ、そのXlink自体が使い難いので根気が必要。
7.3.**と7.4.**では対戦できない、ホスト設定にしないと3戦程度で切断する、日本語でのチャットに支障がある、新UIはブラウザ使用等。
ツインスティックも発売されなかったために思い出だけでは何か足りない。
特徴
・公式にはLAN上での対戦に対応。
・（非公式だが）Xlinkを用いたネット対戦が可能。
ディレイが任意に変更可能なのでラグや遅延に比較的耐えられる。
ただ、ADSLでも早い部類でないとPC版の方がマシ。
光回線ならば問題無く低ディレイで遊べる。
・[上記にプラス]観戦も可能。
最大2名までのネット対戦の観戦が可能
ただし、モニターさせるならやはり光回線以上が望ましい。
観戦画面はプレイヤー画面とは違うのはメリットかデメリットか。
・新技、隠しキャラが追加。
・様々なオリジナル要素が豊富。
最後の2つはメリットデメリットが分かれる。
例えば対戦時に打ち合わせをしておかないと、ターボボタンによるダッシュキャンセル、
特殊技の暴発等がある為。
アファにテムでしゃがみボムを当ててもスタン（ノックバック）しないのに加えて、
アファの新特殊技が高性能すぎて完全に今までのダイアグラムを破壊している等。
新技によって（さほど均等でない）バランスが崩れてしまう、
でもせっかくあるのに使えないと他の機体が・・・というジレンマ。
チビキャラモード等パーティゲームやファンディスクとしては秀逸。
エイジスシリーズとしては狙い通りだが、それは「ゲーム」の方向性としては疑問。
ＰＣ版より優れている点は、勝ち負け関係無く機体変更が対戦毎に可能なところ。
ステージもランダムと任意で選べる。
長時間対戦しても不具合が無い。
思い当たるようなバグが（今のところ）無い。
以下ネタバレ。
・オリジナルフェイの使用可能（隠しキャラ）
・ヤガランテでの対戦可能。（ジグラットは一人プレイでステージ固定のみ）
・ヤガステージ、最終ステージでの対戦が可能。
このおかげで隠れる場所が全く無い広いステージの確率が増え、
やっぱりアファが強キャラすぎるかと。（8:2以上）
・ネット対戦でランダムにしても１戦目はバウステージ固定。
・アファのライダーキック、ライデンの脱衣等特殊技が微妙。
（こう要素を挙げると、ハンデ設定をつけた方がなんぼかマシだったのでは？）
Xlinkの使い方については
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20071025/xlink.htm
を参照のこと。
ただし元となっているXlinkのバージョンが古いので注意。
携帯(iアプリ)版
ドコモの携帯、iアプリオンラインの携帯ゲームとして登場。 対応携帯が少ない、一日対戦５０回という制限がある。
ガンダムオンラインが４人対戦可能なので、観戦対応や新作とか期待できる。
対応機種：docomo PRIME series P-01A
iアプリオンライン http://imode-press.jp/imode/top/new_service/online/
http://sega.jp/topics/081105_2/
[詳しい情報求む]
